「子どもの英検対策にオンライン英会話を取り入れたいけれど、キャンブリーキッズは使えるの?」
結論からお伝えすると、英検対策専用のコースはありませんが、実際に利用して英検に合格した子どもは数多くいます。
本記事では、キャンブリーキッズの特徴とあわせて、英検3級〜2級レベル別にどのような学習方法が可能なのかを紹介します。
キャンブリーキッズに英検対策コースはない
「キャンブリーキッズに英検対策コースはあるの?」という疑問に対する結論、専用コースはありません。
公式には「英検対策」を目的としたテキストや授業は用意されていません。
しかし、キャンブリーキッズは 国際基準CEFRに基づくカリキュラム を採用しており、このレベル分けは英検の級と対応しています。
たとえば、英検3級はCEFR A2、英検2級はB2相当とされており、カリキュラムの進度に沿って学ぶことで、自然と英検に必要なスキルを習得できる仕組みになっています。
つまり「専用コースはないけれど、カリキュラムを上手に活用すれば英検合格につながる」というのが実態です。
キャンブリーキッズで英検合格した事例
キャンブリーキッズを利用して英検合格につなげた実例は少なくありません。
例えば、公式ブログで紹介されているある小学生のケースでは、利用開始から約1年半で英検2級に合格しています。
もともと準2級レベルの実力がありましたが、ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンを続けたことで、
- リスニングで高得点を取れるようになった
- 面接(二次試験)のスピーキングで自然な受け答えができるようになった
といった成果がありました。
このような体験談からも分かるように、専用の「英検コース」がなくても、継続的に学習することで十分に合格は可能です。
特に英検で差がつきやすいリスニング・スピーキングを、日常的にネイティブから学べる点は大きな強みといえます。
キャンブリーキッズのカリキュラムと英検の関係
CEFR準拠カリキュラムと英検レベルの対応
キャンブリーキッズのカリキュラムは、国際的な英語力の指標である CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) に基づいて設計されています。
CEFRはA1(入門)からC2(熟達)までの6段階で英語力を測定でき、英検ともおおよそ以下のように対応しています。
- 英検5級・4級 → CEFR A1
- 英検3級 → CEFR A2
- 英検準2級 → CEFR B1
- 英検2級 → CEFR B2
このように、キャンブリーキッズのレベルを進めていくことが、そのまま英検のステップアップにつながる仕組みになっています。
使用される教材・テキストの特徴
授業で使うのは、カリキュラムに沿ったデジタル教材です。
ゲーム感覚で答えられるクイズ形式の問題や、先生と一緒に音読するストーリーなど、子どもが楽しみながら学べる構成になっています。
また、レッスン後には復習用の「ワークブック」や「クイズ」も配布されるため、家庭学習として活用することも可能です。
これらの教材は「英検専用」ではないものの、語彙力・読解力・リスニング力をバランスよく伸ばす内容で、結果的に英検の学習につながります。
英検対策に活かせるポイント
- リスニング:毎回の授業でネイティブの英語を聞くため、リスニング力が自然に強化される。
- スピーキング(二次試験):マンツーマンなので、英検の面接形式を講師にお願いしてシミュレーション可能。
- 語彙・文法:カリキュラムの進度に合わせて単語やフレーズが体系的に学べる。
このように、教材やカリキュラムは英検向けに特化してはいないものの、実際の試験に必要な力を実践的に伸ばせる内容になっています。
英検レベル別・キャンブリーキッズ活用法
英検5級・4級 → 英語に親しむ&基礎固め
英検5級・4級を目指す段階では、まず「英語に慣れる」ことが最も重要です。
このレベルでは単語量や文法知識はまだ少ないため、キャンブリーキッズのカリキュラムをゲーム感覚で進め、英語を聞く・話す習慣を身につけることが大きな成果になります。
特にフォニックス(発音と文字の結びつき)を学べる点は、正しい発音習得に直結し、リスニングでの得点アップにも効果的です。
英検3級 → 会話力・文章理解の強化
英検3級では、中学英語レベルの単語や文法が必要になります。
キャンブリーキッズのカリキュラムはちょうどこの段階で、簡単な文章を理解し、自分で受け答えできる練習が増えていきます。
特に役立つのは「ロールプレイ形式の会話練習」。
講師にお願いすれば、英検3級の面接(二次試験)を模擬練習することも可能です。
こうした実践的な練習は、机上の学習では得にくい自信につながります。
英検準2級・2級 → 面接練習や高度な表現に挑戦
準2級・2級になると、長文読解やディスカッション形式の面接が加わり、難易度が一気に上がります。
この段階では、キャンブリーキッズを 「英検二次試験のトレーニング場」として活用する」のが効果的です。
- 講師に過去問の面接カードを見せて、模擬面接を実施してもらう
- より高度な表現や意見を述べる練習をする
- 長めの文章を音読し、内容を要約する練習を取り入れる
これらを継続すれば、スピーキング力・発音・リスニング力が格段に伸び、合格ラインに到達しやすくなります。
キャンブリーキッズの英検対策のメリット
- リスニング力が大幅に伸びる
- スピーキング(二次試験)に強い
- 自然な発音と表現が身につく
リスニング力が大幅に伸びる
英検においてリスニングは全体の得点比率が高く、特に3級以上では大きな合否の分かれ目になります。
キャンブリーキッズの授業は、アメリカやイギリス、カナダなどのネイティブ講師とのマンツーマン形式。
常に“本物の英語”を耳にすることで、試験音声に近いスピードやイントネーションに自然と慣れることができます。
日本人講師主体の英会話サービスでは得にくい「生きたリスニング力」を育てられるのは大きなメリットです。
スピーキング(二次試験)に強い
英検3級以上では面接形式の二次試験があります。ここで問われるのは「瞬時の受け答え」「自分の意見を述べる力」です。
キャンブリーキッズでは、生徒が希望すれば講師に英検二次試験の模擬練習を依頼することが可能。
また普段の授業から「英語で質問されて英語で答える」流れに慣れているため、本番でも緊張せず自然に答えられるようになります。
実際に利用者の口コミでも「二次試験で落ち着いて受け答えできた」「合格点を超える自信がついた」という声が多く見られます。
自然な発音と表現が身につく
英検面接では「発音の明瞭さ」や「自然なイントネーション」も評価対象になります。
キャンブリーキッズのカリキュラムにはフォニックス指導が組み込まれており、単語を正しい音で読めるようになるだけでなく、会話の中でネイティブらしい抑揚を身につけられます。
これにより、単なるテスト用の英語ではなく、伝わる英語を習得できる点も、英検合格の大きな後押しとなります。
キャンブリーキッズの英検対策のデメリット
- 専用教材がない
- 文法・読解の演習量が少ない
- 短期的な得点アップには不向き
専用教材がない
キャンブリーキッズには「英検過去問」や「模試形式の教材」が用意されていません。
そのため、筆記試験(リーディングやライティング)の対策は市販の英検対策テキストを併用する必要があります。
スピーキングやリスニングの強化には最適ですが、「文法を体系的に学びたい」「ライティング問題を徹底的に練習したい」という場合は不足を感じることがあります。
文法・読解の演習量が少ない
カリキュラムは会話ベースで進むため、英文法の解説や長文読解のトレーニングは控えめです。
特に準2級・2級を目指す場合、ライティングで自分の意見を論理的に書く力や、長文を速く正確に読む力は欠かせません。
これらは家庭学習や他の教材を組み合わせて補完する必要があります。
短期的な得点アップには不向き
キャンブリーキッズは継続学習を前提としたプログラムです。
そのため「1か月後の英検に合格したい」「短期間で一気にスコアを上げたい」という場合には不向きです。
逆に言えば、「半年〜1年かけて、着実に英語力を積み上げたい」というご家庭には相性が良いサービスです。
キャンブリーキッズの英検対策が向いている人
- 英検合格だけでなく「実際に使える英語」を身につけたい
- リスニングやスピーキングで得点を伸ばしたい
- ネイティブの発音に慣れ、自然な会話力を身につけたい
- 毎週コツコツ続けるのが得意なタイプ
英検合格を目指しつつ、将来につながる英語力を身につけたい子にぴったりのサービスです。
特にリスニング・スピーキングを武器にしたい子には大きなアドバンテージになります。
ただし筆記対策は市販教材と組み合わせるのが成功のカギです。
キャンブリーキッズの英検対策が向いていない人
- 英検合格のために過去問を徹底的に解きたい
- 短期間で一気にスコアを上げたい
- 文法やライティングを体系的に学びたい
- 日本語で細かい解説を受けたい
短期集中型の英検対策を求める人には向いていません。
筆記試験や文法演習を重視するなら、他の教材や専門塾を組み合わせる必要があります。
「楽しく続けながら実践力を育てたい」タイプでなければ効果を感じにくいでしょう。
キャンブリーキッズは英検専用コースはないけど対策できる
- 専用の英検対策コースはない
- CEFR準拠のカリキュラムで英検レベルに対応
- リスニング・スピーキング・発音の強化に強み
- 筆記試験対策は市販教材や別サービスと併用が必要
- 継続学習が前提なので短期集中型には不向き
キャンブリーキッズは「楽しみながら実力を伸ばし、英検合格を目指したい子」にぴったりのサービスです。
特にリスニング・スピーキングを武器にしたい場合、大きな効果を期待できます。
一方で、直前対策や筆記重視の学習には補完教材を併用するのが成功のカギです。
